市原歴史博物館
設計コンセプトと外観デザインは、約3万年の悠久の歴史と文化を育んできた「いちはらの大地」を表現します。市原市の歴史遺産を展示する、個性的で愛着のある魅力的な施設づくりを目指します。既存の埋蔵文化財調査センターと一体となる建物は、緑豊かな自然環境との調和を図り、地層を連想する『土塊(つちくれ)』をモチーフとしました。いちはらの歴史風土に密接に関わる養老川がこの土塊を侵食した様を表現しています。
施設の位置づけは、国宝・重要文化財の公開展示のできる文化庁指定の「公開承認施設」を目指します。そのため展示室と特別収蔵庫は、恒温恒湿の空調設備、ガス消火設備、ドライ地下ピットを設けています。また、市原市全体を歴史のミュージアムとして捉える「I’Museum」構想の拠点となります。
竣工年月 | 2021年03月 |
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所在地 | 千葉県市原市 |
延べ面積 | 増築棟 1,234.16m2 既存棟 2,573.47m2 |
建築面積 | 増築棟 1,246.23m2 既存棟 1,599.96m2 |
構造 | 増築棟 鉄筋コンクリート造 既存棟 鉄筋コンクリート造 |
規模 | 増築棟 地上1階 既存棟 地上2階 |
用途 | 博物館(公開承認施設) |