立川市学校給食東共同調理場

立川市内の小学校(8校)と中学校(9校)を対象校とし、最大8,500食/日(2献立)の調理能力を有しています。
建設地は立川飛行場の航空法に係る物件の高さ制限区域のため平屋建てとしています。
調理エリアはドライシステムの調理機器を導入し、HACCPの概念に準拠し「汚染区域」「非汚染区域(加熱前/加熱後)」「その他区域」に別け、バリエーション豊かな手作り献立に対応できる、手作り下拵え室、アレルギー調理室、炊飯および揚げ物の調理設備を2レーン設けています。全ての調理エリアに供給する換気設備は外気処理空調機を設置し、新鮮な空気と冷風により最適な作業環境を維持しています。
食育の一環として調理作業風景をWebカメラにて見ることができるシステムを導入し、災害対応としてアルファ化米や移動式緊急災害用煮炊き釜の備蓄倉庫、かまどベンチ、太陽光発電装置(約5kw)、非常用発電設備、一次避難所への災害支援物資提供を行う二次集積拠点として天候不良時でも活用できるスペース、エネルギーの有効活用や災害時の事務エリアの電力確保を目的としたガスコージェネレーションシステムを導入しています。
建物の外観は「おいしい給食」を連想させる「茶色系」のグラデーションをベースとし、前面道路(歩道)に面し、食に関連した植栽やアートベンチを配置した「新・食育の道」を整備しています。

竣工年月2023年06月
所在地東京都立川市
延べ面積 4584.55m2
建築面積4627.92m2
構造鉄骨造
規模地上1階
用途工場(学校給食調理場)