厚木市北部学校給食センター

市内全13中学校に通う生徒たちの給食(7,000食/日)を調理するPFI方式により整備されたHACCPの概念に準拠した給食センターです。食育・環境学習の一環として、調理場(煮炊き調理室)を直接見ることができる見学窓、体験型の調理釜・エアシャワー・調理員用手洗いシステムを備え、屋根面に設置されている太陽光発電パネルによる発電状況を見ることができるモニターを展示ホールに整備しています。災害発生時には一次避難機能を備えた施設としてシャワー(受水槽満水時に700回分)、プロパンガスボンベ(50㎏×4本)、移動式緊急災害用煮炊き釜(110L型×3台)、レトルト食品(3,000食分)、燃料のバックアップにより炊き出し(20,000食)が可能な設備を有しています。建物の外観は、西側遠方に広がる丹沢山系の山並みとの調和を図るため「茶色系」のグラデーションを施した色彩計画の中に、東面と西面にワンポイントとして厚木のシンボルとして親しまれている相模川を元気に泳ぐアユの追い星(胸の黄斑)をデザインしています。

竣工年月2022年06月
所在地神奈川県厚木市
延べ面積 3,988.54m2
建築面積3,093.51m2
構造鉄骨造
規模地上2階
用途工場(学校給食調理場)