壱岐葬斎場 ひなたの丘

火葬場としての壮厳な内部空間を創り出す建物としました。そして高台に建つ壱岐の自然豊かな環境を活かし、自然景観に馴染んでいく「森の丘の火葬場」を目指しました。                                              鉄筋コンクリート造と木造(待合棟)の併合建物とし、告別・火葬から木造待合棟の収骨・帰途と一連行為を内包する内部空間としました。収骨室は産まれた時の母親のお腹の胎児を表現し、上部にトップライトを設け、天に舞い戻る空間構成を考えました。また、収骨枠エプロンには地元の鮑殻、牡蠣殻の鈿骨材人造研ぎ出しを用い、故人の想いを表現しています。

竣工年月2020年03月
所在地長崎県壱岐市
延べ面積 1,709.96m2
建築面積1,561.32m2
構造鉄筋コンクリート造 一部 木造(軸組工法)
規模地上2階
用途火葬場